糖尿病の基本薬「メトホルミン」

2型糖尿病の治療薬の中で、米国で第一選択薬となっているメトホルミン
ビグアナイド薬に分類されますが、メトホルミンの由来は薬草のフレンチライラックで、主成分はグアニジンという物質です。
メトホルミンの特徴の一つは、①その有効性、つまり血糖降下作用です。
1000㎎~2000㎎の服用で、容量依存的にHbA1Cが1~2%は下がる可能性があります。
ただし、胃腸障害の副作用がでることもありますので、容量の調整が必要となります。
もう一つが、②心血管疾患の合併症を低下させることです。
生命予後にも影響を及ぼすため、最も大事な治療目的の一つです。
また、③体重によらない、つまり、肥満傾向がなくても効果があります。

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