水虫(足白癬)

水虫(足白癬)

水虫は、白癬菌(はくせんきん)というカビの感染により発症する疾患です。
足の指の間がジュクジュクしたり、爪が白く分厚くなったりします。
水虫かどうかの診断は皮膚の表面または爪の一部を採取し顕微鏡で白癬菌を確認することでできます。

足に繁殖しやすいのは、靴を履くために足がむれ、菌にとって過ごしやすい高温多湿な環境を作るからです。

最近は女性も仕事で一日中、靴を履いたまま過ごす人が増えたため、また、ブーツを履く機会が多いため、男性に限らず女性、特に若年層にも水虫に悩む人が多いようです。

治療は、抗真菌薬の外用(塗り薬)で治療いたします。中でも爪白癬には、以前は内服薬(飲み薬)を使用しないとなかなか治療できませんでしたが、現在は、塗り薬でも治療できるようになっています。

皮膚科への受診がしづらい方、また、内科治療のついで、特に、糖尿病などの生活習慣病で通院中の方は、内科でも治療が可能です。また、糖尿病による足の合併症(糖尿病性足壊疽)を未然に防ぐためにも、水虫を放っておかないことが大切です。

足白癬が増え始める5月には、5人に1人は足白癬があり、また10人に1人は爪白癬があるという報告もあります。

水虫の治療も今や一般的になってきてますので、気兼ねなく相談されてはいかがでしょうか。

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