透析患者さんにおける高齢化

少子高齢化に伴い、透析患者さんに占める高齢者の割合も増加しており、2012年以降、65歳以上の方が60%以上となり、75歳以上(後期高齢者)も30%以上となっています。

透析に至る原因の45%が糖尿病、さらに、15%が腎硬化症(高血圧性)で、二つ合わせて60%にも及びます。

高齢化、言い換えれば長寿(長生き)により顕在化してきてるとも言えます。

腎臓専門医に早期から相談、紹介されていることにより、透析に至るのを遅らせることができる、狭心症・心筋梗塞や脳梗塞などの心血管疾患を合併するリスクを減らすことができる、また、緊急透析導入を減らせるなど、興味深い報告もあります。

高齢化社会になればなるほど、慢性腎臓病(CKD)の早期発見、早期治療介入が重要となってきています。

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