加熱式タバコ・電子タバコ

近年、新しいタイプのタバコの愛好者が増えています。

「加熱式タバコ」は、タバコの葉を電気で加熱して蒸気を発生させ、ニコチンを吸い込むものです。

「電子タバコ」は、Eリキッドと呼ばれる溶液を加熱して気化させ、産生したエアロゾル(空気中を漂う微粒子)を吸入するものです。

日本呼吸器学会は、加熱式タバコや電子タバコに関する見解と提言を発表しております。

①加熱式タバコや電子タバコが産生するエアロゾルには有害物質が含まれており、健康への影響が不明のまま販売されているのは問題である。

②加熱式タバコの喫煙者や電子タバコの使用者の呼気には有害物質が含まれており、喫煙者・使用者だけでなく、他者にも健康被害を起こす可能性が高いという見解を示し、いかなる目的であっても推奨しないという提言を示しています。

新型コロナウイルスの感染拡大が進む中、WHOは感染した際の重症化リスクを高めるとして、禁煙を呼び掛けています。

生涯非喫煙者と比べて、喫煙者(現在と過去)の重症化リスク比は1.66倍人工呼吸器装着または死亡リスク比は2.96倍と報告されています(日本禁煙学会)。

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