梶が谷駅前内科クリニック
公式ブログ
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1.咳と喘息
咳は、喘息の主症状です。
喘息では、①咳反射で、咳がでやすい②気道が収縮↑③炎症が亢進↑などから、咳が生じます。
咳は、3週間までは急性、8週間以降(2か月)は慢性と呼び、その中間が遷延性とされます。
急性では、風邪などの一般的な感染性が多く、慢性となると、喘息やアレルギー、結核、肺腫瘍などを考慮します。
咳喘息は、①喘息のような喘鳴がないが季節の変わり目や風を引いた後に咳があり、②気管支拡張薬が効き、③参考値として、血液や痰に、好酸球が多くなります。また、抗原特異的IgE抗体(ハウスダスト、ダニ、スギなど)も感作され、検出されることがあります。
喘息も咳喘息も治療は、ICS(吸入ステロイド薬)とLABA(長時間作用型気管支拡張薬)の併用となります。
抗炎症作用のさらに強い薬もでてきています。
尚、成人では、全身性の副作用はほとんどなく、口腔内カンジダ症も、吸入後のうがいで防げます。
2.息切れとCOPD
息切れは、COPDの主症状です。
COPDは、①喫煙歴(タバコ)があり、②呼吸機能検査(スパイロメトリー)にて、閉塞性換気障害(1秒率の低下:70%未満)があります。
治療には、LAMA(長時間作用型抗コリン薬)とLABA''(長時間作用型気管支拡張薬)が中心ですが、ACO(Asthma COPD Overlap: エイコ)と呼ばれる喘息を合併する場合は、ICS''がさらに効果的です。
最近になり、上記の3剤が一つになった吸入薬が登場しています。
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