②脱サラして医学部を目指すきっかけ

1.仕事での挫折感夢のない将来

営業の世界では結果がすべてであり、結果が伴わないことでの挫折感、さらに、出世した先の姿が自分のあこがれや理想の姿ではないことがわかったこと。

2.死生観の意識(母と親友の死を通して)

母親と大学時代の親友を早くに亡くしたことによる死生観の変化があり、自身もいつ亡くなるかはわからないなら悔いの残らないようにしようと決意したこと。

3.自身の慢性疾患罹患

成人してからはじめてアトピー性皮膚炎と診断され、仕事でのストレスも加わり、重症化し日常生活にも支障をきたしていたこともあり、なかなか治らないのなら自分自身で治せるようにしたいとの思いに至ったこと。

4.医師であった両親、兄への敬意

社会に出てから見た大学教授でもあった父や外科医である兄の姿を改めて見て、尊敬とあこがれの思いが沸いてきたこと。母も生前に医師になる姿を本当は見たかったのではないかとふと思うようになったこと。

5.学士編入制度の出現

社会人や文系の大学出身者にも医学への門戸が開かれた学士編入制度が出現し、現役の高校生達と競う受験のやり直しのような現実離れしたものや夢物語ではなく、わずかながらに可能性が現実味を帯びたこと。

6.偽りのない、最善の提案をしたい

自分の心や時には相手に対しても嘘をつかざる負えないことへの抵抗があったため、自分が真に良い、そして最善と思うものを提案したいとの思いがあり、医療でなら努力により叶えられる可能性があると思ったこと。

数年間のサラリーマン生活の中で、いくつかの要因が順不同ではありますが積み重なり、退職、そして、受験の準備をすることとなりました。

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