梶が谷駅前内科クリニック
公式ブログ
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血圧
血圧とは心臓から送り出された血液が動脈の内壁を押す力(血管内腔側からの圧力)のことで、一般的には上腕動脈の圧力を意味します。血行動態的には血圧は心拍出量(一回拍出量と心拍数の積)と末梢血管抵抗(血液の粘性と細動脈レベルの血管抵抗)の積で表されます。つまり、血圧の高さは、心臓が血液を押し出す力と血管の拡張で決まります。血管の弾力性も関係しています。また腎臓や神経系、内分泌系、血管内皮からの物質などの多くの因子によって調整されており、食塩も重要です。
血圧には、日内変動がり朝の目覚めとともに上昇し、日中は高く、夜間・睡眠中は低くなります。また、季節変動もあり冬は夏より高くなります。
収縮期血圧(最高血圧)と拡張期血圧(最低血圧)
血圧には、収縮期血圧(最高血圧)と拡張期血圧(最低血圧)が存在します。収縮期血圧とは、左心室が収縮して血液が大動脈に押し出され最高に達したときの圧力です。拡張期血圧とは心室が拡張しているときに最低になったときの圧力です。拡張期血圧は動脈壁の弾性によってのみ維持されます。
心臓が収縮していないのに、血圧があるのは、収縮期に心臓から送り出された血液はすべてが末梢に送られるのではなく、心臓に近い大動脈などの弾性動脈が拡張することで貯留し、これが拡張期に元にもどろうとする作用で末梢に送られて血圧を形成するからです。
収縮期血圧上昇、拡張期血圧低下
加齢などで動脈硬化が進行した状態では、大動脈の弾力性(伸展性)が低下し、ここに貯留される血液量が少なくなるので、収縮期血圧は高く、拡張期血圧は低くなります。
拡張期血圧上昇
下の血圧が高い(拡張期血圧上昇)のは、末梢血管抵抗が大きくなり、高くなることが考えられます。このような症状は、とくに若い人によくみられます。また、下の血圧が高いのに対し上の血圧は正常範囲となる場合、この場合は心拍出量が少ないことや大動脈などの弾性動脈の弾性がまだ保たれていると考えられ、肥満、運動不足、喫煙や二次性高血圧などが原因の可能性があります。
「国立循環器病研究センター 高血圧」
「かい内科クリニック」
「日本心臓財団」
「厚生労働省 e-ヘルスネット」
「オムロン ヘルスケア」
「高血圧情報サイト」
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